梅雨明け

一昨日、昨日と大阪、名古屋で
Jazz Live でした。


その日はちょうど加賀八郎くんの葬儀の日。


正直、こんな日にどんな想いで歌ったらいいのか、
心の中がまとまらず悶々としていました。


でも今までいろいろな場面で僕を助けてくれたのは
いつも音楽だった事を思い出して決心しました。


湿っぽい事が大嫌いなぱっつぁんに怒られないように
笑顔で歌声を届けて会場のみんなと気持ちを共有しようと。


きっと会場に足を運んでくださった皆さんも
悶々とした想いを持って会場まで来ているはずだから。


会場のみんなと笑顔で歌った「Going Home」
僕はきっとこの歌声を忘れません。


きっとぱっつぁんに届いていると信じてます。


大阪でのライヴの次の朝、大阪から新幹線に飛び乗って
告別式に参列しました。


親族の方に混ざって斎場まで行かせてもらいました。


名古屋でのライヴに戻るために途中で時間切れとなり
後ろ髪を引かれる想いで斎場を後にしましたが、
タクシーで品川駅に着いた時に目の前を塞いだ
弁当屋さんのトラックの名前が「加賀屋」


何だかふっと笑ってしまいました。
ぱっつぁんならではのユーモアな感じがして。


ぱっつぁん、歌う勇気をくれてありがとう。
背中を押してくれてありがとう。


これからもずっと僕らの胸の中にぱっつぁんは生き続けます。


ぱっつぁんが褒めてくれるような曲を作って
グッバイの30周年を盛大にぶちかまそうと思います。



たくさんのお悔やみメッセージ、
そしてメンバーを心配してくださるメールまでいただき、
本当にありがとうございました。


なんとぱっつぁんの葬儀が終わったと同時に梅雨明け。
晴れ晴れとした笑顔で明日に歩き出そうと思います。


曾我泰久